これまでの道のり
MIDI検定3級受験への道のり1:MIDI検定について
MIDI検定3級受験への道のり2:音楽再生の歴史
MIDI検定3級受験への道のり3:音楽制作の歴史(前半)
MIDI検定3級受験までの道のり3:音楽制作の歴史(後半)
今回は、『ミュージッククリエイター ハンドブック』を元に【現代の音楽制作のプロセス】について学習しますが、MIDI検定3級・2級の試験範囲ではありません。
知識として、プロセスを知っておくのもよいかと思い、学習します。
音楽がCDとして完成するまで
一般的な音楽CDが完成するまでのプロセスです。
1.曲作り
レコード会社の制作会議で、誰に曲を依頼するか決める。
↓
依頼された作曲家は楽譜・DAWによる音源を作る。
2.アレンジ
出来上がった楽曲をもとに、アレンジャーがデモ音源を作成する。
レコーディングに向けて、スコアの作成もする。
3.レコーディング
デモ音源をもとに、実際にミュージシャンの演奏を録音する。
レコーディングスタジオで録音したり、ギターやベースなどのライン録音できるものは、それぞれの個人のスタジオや、アレンジャーのスタジオで録音することもある。
全てのパートを生演奏にすることもあれば、アレンジ段階で作成されたDAWの演奏をそのまま使用することもある。
4.編集・ミックスダウン
ノイズの除去、レベルの均一化し、エフェクトをかける。
(DAW上で行われるのが一般的)
5.マスタリング
DAW内で、最終ミックスの音圧の調整、EQなどの調整を行い、オーディオファイルに書き出す。
(すべてのトラックを1つにまとめて、オーディオ化)
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複数曲CDに収録する場合は、マスタリングツールで曲間の長さ調整をする。
CDに必要なPQコードの入力。
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マスターCD-R(プリマスタリングCD)に書き込む。
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プレス工場に送付する。
*最近では、ディスクに書き込まずにDDP(Disc Description Protocol)ファイルでやりとりする場合が増えてきている
6.プレス
プレス工場にて、CDを製品化。
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別で、ジャケットをデザインし、印刷したものを、CDと合わせる。
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完成!
7.まとめ
曲作りからプレスまで、たくさんの人たちが関わることもあれば、プレス以外の工程を一人で行う人もいます。
プロデューサー・ミュージシャン・レコーディングエンジニアが同一人物である可能性もある時代です。
私は作曲家としても活動中ですが、作曲家は、もはや作曲だけでなく「アレンジャー」として、DAWを駆使して高クオリティのデモ楽曲まで作れることが、作曲家の仕事と言われる時代だと感じます。
次回予告
次回は、『PCの基礎知識』(PCのパーツ)についてです。
なかなかMIDIの内容まで行きませんね(笑)