MIDI検定

MIDI検定3級受験までの道のり5:コンピューターの基礎知識(PCのパーツ)

今回は、『ミュージッククリエイター ハンドブック』の第二章『音楽制作ツールとセッティング』に入ります。

いわゆる、「PCについての知ろう!」というモノです。

コンピューターの基礎知識

今日はひとまず、PCのパーツについて名称と役割を学びましょう。

CPU

『CPU』=Central Processing Unitは、中央処理装置であり、『コンピュータの頭脳』とも『コンピューターの心臓』とも呼ばれています。

役割としては、データを受け取り、 制御・演算を担当します。

よって、PCの処理スピードは、CPUの処理能力次第です。

CPUの動作速度は、CPUクロック周波数という数値で表現され、「Hz(ヘルツ)」(1秒間でどれだけの回数動作するか)で表されます。

このCPUクロック周波数数値が高いと、同じ時間内により多くの処理を行うことができる、ということになります。

単にCPUクロック周波数が高いCPUにすれば、それでいいのか!?というと、そういうことではなく、高い周波数のCPUは熱を発するため、放射板やファンなどの冷却システムが必要となります。

メモリー

メモリーとは、いわば『計算用のメモ用紙』のような役割で、PCが演算処理を行う際に一時期的な書き込み領域として使われるものです。

メモリーの容量が大きいほど安定して早い演算が行われます。

容量の大きさの単位は「Byte(バイト)」で、数値が大きいほど大容量のメモリーを搭載していることになります。

ハードディスク

ハードディスクは、OSや様々なソフトウェア、作成したデータなどが格納されています。

光学ドライブ

光学ドライブは、主にCD,DVD,ブルーレイなどからのデータの読み込みや、書き込みなどに利用されていますが、最近は、インターネットを介してのデータのやり取り、ソフトウェアの提供、またUSBメモリーなどが普及してきたため、光学ドライブを搭載しないPCも増えてきています。

マザーボード

マザーボードは、パソコンの様々なパーツが接続されており、パーツ間の橋渡しをする役割です。

 

キーボード

キーボードはPCに情報を入力する装置の一つです。

ディスプレイ

ディスプレイは、モニタとも呼ばれ、コンピュータから出力される信号を表示する機器です。

グラフィックボード

グラフィックボードは、PCの出力を映像信号に変換してディスプレイに映すための装置です。

DAWなどで、波形の描画やソフトウェアシンセサイザーのグラフィックを使用するソフトを扱う場合には、グラフィックボードの性能を高くすると表示速度が速くなり、体感速度が向上します。

 

過去問より

以下の説明文中の[   ] 内に当てはまる語句を、それぞれ語群から選び番号で答えてください。

コンピューターの処理スピードはC P U の処理能力によって左右されます。CPUの動作速度を表す数値を[   a  ] と呼びます。また、演算処理を行う際に一時的な書き込み領域として使われる[   b  ] の容量が多いほど、安定して素早い計算ができます。

[ 1] クロック周波数 [ 2] 周波数減少 [ 3] サンプリング周波数
[ 4] メモリー    [ 5] ドライバー [ 6] プロセッサーナンバー

 

 

 

解答
a [ 1 ]
b [ 4 ]

次回予告

次回は、PC周辺機器についての名称、役割を学びましょう!